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2005年11月30日

フォントフォーマット

 OCFは、欧文の文字処理システムの構造の上に日本語フォントを1バイトフォントファイルと同じ単位に分け、数十個に分割しているフォントファイルです。これは欧文の文字処理システムが1バイトフォントであったためです。
 それに対して中国語、韓国語、日本語などのマルチバイトでもシンプルでコンパクトなフォントファイルができるようにと考えられたのが、CIDです。
CIDフォントファイルは、255字に制限されない任意のグリフのアウトライン情報が格納でき、内部の各グリフのコードとして辞書テーブルを持っています。フォントの実装ではCmapファイルに78JISや90JIS、ユニコードなどの文字コード体系とグリフコードとの対応が記述されています。グリフセットとエンコーディングを2つのファイルに分離することにより、CIDフォントを持つ出力装置は、Cmapファイルを追加することによって、一つのCIDフォントが異なった文字コード体系に対応したり、同じ文字コードでも異体字グリフに対応することが可能になります。
 MacOSXやWindows2000では、アドビとマイクロソフトが提唱したOpenTypeがサポートされるようになりました。これはアウトラインデータの部分がType1であってもTrueTypeであっても、上記のOSではレンダリングができ、フォントファイルがプラットホームを問わず使用可能になるということです。
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2005年11月27日

誤答の多かった問題の解説その4

 今日がシリーズ最終回です。テーマは縦組みの組版です。
 
 日本語は元々漢字も仮名も縦組み用の文字であり、組版も長い間縦組みが主流でした。縦組みと横組みは共通する部分が多いですが、一部特殊な部分もあります。縦組みの基本は全角と二分で、和文組版は文字が正方形であり、記号などは全角か二分物が使用されベタ組みが基本になっています。
 縦組みと横組みで使い分ける記号は、引用符の括弧類です。引用符は縦組みと横組みとでは向きだけでなく、字形も異なります。横組み用の引用符や二重引用符の「」()””などは、そのままの字形では縦組み用には使えません。
 縦組みの数式表記は、単位語(億、万、千など)を入れる「十方式」と、漢数字を並べる「一方式」があります。通常、漢数字を使用しますが、例外的に桁数が2桁以下では20・2・28のようにアラビア数字を使う場合もあります。
 縦組みの行中に欧文を組む場合は、欧文の向きを時計回りに90度回転させます。和欧文語間と欧文単語間のアキの取り方は、横組みの場合と同じ四分アキを原則とします。また、縦組みの行中に連数字を組む場合は、欧文と同様に連数字の向きを90度回転させます。一方、漢数字の位取り記号として使われる読点や、小数点として使われる中点の字幅は半角とします。
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2005年11月26日

誤答の多かった問題の解説その3

 今日のテーマは印刷物制作における検査です。
 印刷物の製作工程では、印刷用の版を製造するために、従来はフィルムをPS版に焼き付けて現像していました。CTPの普及によってDTPの最終出力データを印刷版に直接焼き付ける方法が増加しています。
 製版フィルムや印刷用の版の汚れ、傷、欠落、色校正の修正がされたかなどチェックすることを検版といいますが、デジタルワークフローではこの検版作業がネックになるケースもあります。デザインから印刷までの工程がデジタル化され、中間材料の削減および作業効率の向上が図られている一方で、システム環境の違いや単純な入力ミスによるトラブルも発生しています。
特にCTPを利用するワークフローにおいては、デジタルデータを直接プレートにイメージングするため、プレートそのものの品質は向上します。しかし、工程が短縮されることにより不具合を発見する機会が減り、最後になってミスが発見されるということが起こります。したがってCTP出力前に検査、検版体制がコストやスピードの両面で重要になっています。
 検版には、目視による確認と機械やシステムを利用する方法があるが、CTPではデジタル検版システムというのがあります。これは初校と再校のRIP済データをコンピュータ上で比較することで、修正がなされているかチェックしたり、相違箇所の抽出結果をモニターで見たり、プリンタに自動出力するものです。このとき、異なるRIPを用いたりするとトラブルの発生が起こりやすいので、同一RIPで処理することが前提となります。
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2005年11月23日

質問へのお答えコーナー

先日、町さんという方から質問をいただきましたのでこの場を借りてお答えします。
テーマは毛抜きとオーバープリントの実務に関することでした。

1.特色のベタが隣り合わせに2色あるとします。この場合、濃
> い色と淡い色の場合、どちらにオーバプリントすればいいのか
> 教えてください。

2.罫線がどちらの色も0.5ミリの場合、罫の半分0.25ミリを
> 毛抜きにすることは、可能ですか。

3.また、メニューの属性コマンドでその設定はできるのですか

わかる範囲で、お答えします。
1. 濃い色にオーバープリントをかけて下さい。
  できれば、かぶっている所だけにかけてください

2. できます

3. できると思いますが、データを見てみないと、
  何とも言えません。

町さんへ
参考になりましたでしょうか?本職は小さな印刷会社の社長兼営業なので、実務は基本的に任せていますのでお役に立てるほど詳しくありません。
製版屋(出力センター)などにデータを渡すとき確認してくださいね。
みなさんもご質問いただければ、ブログ上で公開して知識が共有できるようにしていきますので、ご質問やそのお答えをお待ちしています。
仕事の合間にやっていますので、回答が遅れがちになるかもしれませんが、ご了承ください。

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2005年11月21日

誤答の多かった問題の解説その2

 イラストレーターでは平滑度はアウトプット値や出力解像度で設定されます。例えば、アウトプット値は800、2400dpiで出力した場合、平滑度に直すと3になります。これは、曲線に対する近似誤差を3ピクセルまで許容すると言う意味です。つまり2400分の3インチ(約0.03ミリ)の許容誤差になります。
 基本的にイラストレータ8のみの環境であれば、故意にデフォルト値を変更しない限り異常なトラブルは起きません。しかし8と9の両方が絡むと、下位保存やコピーペーストの操作でアウトプット値に互換が保障されないことがあります。
 このように、DTPの編集においては多様な要件があり、不適切なデータ入稿やDTP環境、アプリケーションのバージョン等によって、様々な問題やトラブルが発生する可能性があります。どのような操作がトラブルの原因になるかを把握したり、DTPに関するスキルを活用してトラブルの対処法を身につけることが大切です。
posted by seeds at 23:26| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | DTPの知識/試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月19日

誤答の多かった問題の解説その1

 第24期試験での出題範囲において注意を必要とする内容について、数回に分けて掲載していきたいと思います。
 DTP編集について
 DTPでは、WYSIWYGが実現でき、使用される和文ポストスクリプトフォントは、当初OCF形式が販売され普及していきました。OCFは、少ない文字数しか扱えないフォーマットフォントをいくつも積み重ねて多数の文字を扱えるようにした規格です。その後、データ構造を簡略化したCIDフォントが登場して、フォントベンダー各社はOCFからの置き換えを推奨しました。しかし、コストの問題や互換性の問題から、当初は普及しませんでした。
その一方で、プリンタやRIPに搭載するフォントからOCFがはずされていきました。その結果、MAC上ではOCFフォントを使いながら、出力装置ではCIDフォントを使うという不具合な状況が続いています。
 OCFとCIDは次のような点で互換性がありません。
1.フォントスーツケースに設定されている文字送りに関する値が改訂されたため、違いが発生する。
2.収録されている文字数が違うので、CIDで使えてもOCFでは使えない文字がある。
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2005年11月13日

PDF/X-1aワークフローその3

 次に作成されたファイルからいったんPSファイルを作成し、その際写真は埋め込み扱いとします。また出力解像度を2400dpiに設定します。
PDF/X-1a標準に準拠したファイルの作成のために、出力インテントのプロファイルは印刷会社の指示に従い、JapanColor2001Coatedを指定し、PDFのバージョンをフォントエンベッドに対応した1.3としました。色校正は社内のインクジェットプリンタでICCプロファイルを反映させたプリントを行い、発注元に了解を得ることができたので、印刷会社にデータを入稿しました。
 PDF/X-1a標準に準拠したファイルでも品質が保証されるわけではないので、DTPデータの制作作業が重要です。例えば解像度や版数には制限がなく、オーバープリントやトラッピングの処理は適切に行っておくことが必要になります。
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2005年11月11日

PDF/X-1aワークフローその2

 PDF/Xによるデータの入稿について、ある会社の事例を見ながら学習していきたいと思います。
 デザイン制作のA社では、国内旅行チラシのDTPデータ制作を受注した。その仕様はA4の縦で両面フルカラー、オフセット印刷で175線というものでした。
ある印刷会社にデータを入稿するにあたり、以前何度かデータのトラブルがあったため、今回からデータの信頼性を高める為に初めてPDF/X-1a標準に準拠した形式でデータを作成し、入稿することになりました。
まずカラースペースはCMYKの4色とし、フォントは全て埋め込み可能なアウトラインフォントにしました。また写真は350dpiの印刷用画像を配置しました。デザイン上の工夫として透明効果を分割・統合して使用しました。またレイアウトアプリケーションの機能を使用してトンボと裁ち落としの設定も行いました。
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2005年11月09日

PDF/X−1aワークフロー

 米国の広告業界を中心に普及し、「印刷を目的としたPDF」としてISO規格となったのがPDF/Xです。
PDFフォーマットは、もともとアドビシステムズ社が開発し一般公開されているものです。これはWeb上での利用やフォーム機能など幅広い用途を想定しています。そのため自由度が高く、アプリケーションの発売に伴って仕様が改訂されるなど、出版・印刷分野としてはかえって混乱をきたすことあります。そこでPDFの自由度を制限し、出版・印刷分野用に信頼度を向上させてた仕様として標準化・規格化されたものが、PDF/Xなのです。
PDF/Xによるデータ入稿の最も大きな利点は、カラースペース、フォントや画像に関する規定が明確になっていることで、出力に関するトラブルを回避し、信頼度が向上することです。またフォントやOS,アプリケーションのバージョンなど出力側の環境に依存しないことの2点が挙げられます。一方、データ制作側で校正済みの完全データを制作する原則があり、日本国内の一般的な出版・印刷ワークフローとは相容れない部分もあります。
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2005年11月06日

ちょっと休憩。

エキスパート試験の24期合格者発表も終わりました。合格者の皆さんおめでとうございます!それから更新試験を受けた方は、恐怖の不合格通知は来なかったでしょうか?特に質問をくれた方の合格を祈ります。来週には新カードが届くころでしょうから、それまでドキドキしますね〜。次回からはPDFでも印刷を目的としたPDF/Xについて書いていきたいと思います。
posted by seeds at 08:41| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | DTPの知識/試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

PDFその4

 RIP内で出力データを解釈(インタープリト)する際に、ポストスクリプトは、先頭から解釈しなければ特定のページの内容が決まらず、任意のページだけの処理ができないという弱点があります。しかしPDFはRIPによってはページ毎に切り分けて複数台のRIPを用いてパラレルに処理することができます。また、ICCプロファイルの埋め込みやプロファイルを参照した色変換を行うことができるので、データを遠隔地に配信してリモートプルーフを行う場合に利用できます。
 PDF/XはCGATSという団体によって標準化され、ISOに規定された印刷用途を主眼にしたPDFの規格の一種です。実際には、カラー、フォント、トラッピング、ハーフトーンなどの仕様に制約を与えることにより、印刷における信頼性を高めるためのものになっています。
posted by seeds at 14:11| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | DTPの知識/試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月02日

PDFその3

 セキュリティに関しては、アクロバットでPDFファイルを作成するときにパスワードを設定して、次のことを制限することができます。
@文章を開くこと
Aファイルの印刷や文字の変更
Bグラフィックの選択   などなど…。
これらはRSAコーポレーションのRC4セキュリティ技術を採用しています。
PDFフォームの機能を利用すると、フォームの作成やデータの入力および送信がWEBベースで簡単に行えます。既存のフォームからのPDF作成時には、元のフォームに入っていたロゴやブランドマークをそのまま使うことができます。またPDFフォームに入力されたデータをCSVやXMLなどの出力形式にすればデータベースに直接入力できます。
さらに、PDF文書にはビジュアル効果を加えたり、関連情報にアクセスするハイパーリンクを追加することができます。例えばPDF文書にムービーやサウンドクリップを追加して、ユーザーが何かを選択したり、リンクやしおり、ボタンなどを使ったときにも再生することができます。
posted by seeds at 23:05| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | DTPの知識/試験対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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